住宅設計 - Housing design –

House TF

House TF

 

Introduction

概要

場所は富山市の中心部にある住宅地。L字型の敷地の周囲は住宅やオフィスが密集して建っています。
人材派遣会社を経営するクライアントからは社員のための福利厚生施設としての住宅設計を依頼されました。
入念に敷地調査をしたところ、周囲のどの方位に関しても積極的に窓を開ける環境でないことが判明し、またクライアントからも屋外での積極的な活動は想定していないことを聞きました。
1つの大きな庭を取るよりはポケットサイズの小さな庭を敷地内に点在させてあらゆる方向からプライバシーを保ちながらも光や風を取り込む住宅が相応しいと判断しました。
慎重に窓の位置を検討しながら操作が大げさにならないよう形の操作を最小限に留めながら全体の形を決定しています。

意図

我々は素材を認識する際に自分の経験から体積や質量を同時に認識します。
RCが持つ質量感、木が持つ質量感。
つまりものを見るための規範が知識や経験から来るわけです。
今回は外装に「RC風サイディング」と内装に「構造用合板」の素材をどうしても使いたいというクライアントの要望がありました。
そこで人が持っているモノの規範意識が揺らいでしまうような住宅ができないだろうかと考えました。
・開口部や内部に表れてくるブレースや柱梁はRCクロスが巻き付けてあり、RC造のようでRC造ではない。
・開口部の窓枠は積層合板の小口が垣間見え、壁式木造のようで壁式木造ではない。
何によってできているのかわからない知識とモノの規範がズレを起こすような不思議な空間体験ができる住宅を計画しました。

 

仕様

・木造
・地上2階
・敷地面積 183.65㎡(55.56坪)
・延床面積 137.95㎡ (41.74坪)

Project Story

射水市T様邸 Project Story

Other Works

 

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